2011年12月28日水曜日

PCBについて(照明器具安定器)

PCBとはポリ塩化ビフェニル(Poly Chloro Biphenyl)の略で、電気絶縁・熱分解性に優れ化学的に安定した物質。
そのため、昭和30年(1955年)代からトランスやコンデンサの絶縁油、食品加工の熱媒体として広く使用されていました。
しかし、昭和43年に発生した【カネミ油症事件】により有害性が明らかになり、昭和47年(1972年)に生産中止、昭和49年(1974年)までに国内の製造・輸入が禁止となりました。

古い建物の改修設計で、特に気をつけたいのが照明器具安定器と変圧器・コンデンサの絶縁油PCBです。
とある物件の安定器です。
メーカーに確認した所、PCBが入っていました。
こちらは違う物件の安定器です。
PCB不使用の明記がされて、とても分かりやすいですね。
見る機会はあまりないと思いますが、お住まいがとても古くて、照明器具の取替が無かった場合
あるいは上の写真のようにPCBが入っているかもしれませんので、処分には気を付けて下さい。
(保管が義務付けられています。)


1 件のコメント:

  1. 投稿ありがとう。
    これからも、いろいろ調べてUPするようにみてください。

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