2012年5月20日日曜日

平成23年度技術士第二次試験問題〔総合技術監理部門〕 Ⅱ-1-1(総合生産計画)




(勉強♪) 総合生産計画とは。。。

 総合生産計画(APP:Aggregate Production Planning)は全般的生産計画とも呼ばれ、
 需要予測量、設備能力、在庫水準、労働力水準などをインプットして、
 製品タイプや製品ファミリーのレベルでの生産計画を作成する。
 生産計画の種類としては。。。
 ①総合生産計画 ・・・(長期)
 ②基準生産計画 ・・・(中期)
 ③資材所要量計画・・・(短期)
 生産率・労働力水準・在庫水準・残業時間・外注率をベースに計画を作成する。

 総合生産計画の目的
 「需要予測量にあった生産を行うこと」
 
 総合生産計画の課題
 「需要の変動に対する対応」  → 生産能力の調整と需要平滑化

 総合生産計画の立案の流れ
 ①個々の製品の需要予測量を求める。
 ②製品群の需要予測量を求める。
 ③需要予測量を満足するために必要な「労働力・在庫・残業・外注」の各量を求める。
 ④需要予測量を満足し、目的(コスト最小化など)に合った計画を立てる。

 需要平滑化とは。。。
 販売促進による需要の増大、納期の延期、季節商品などの補間製品の開発などにより、
 予測された需要自体を変化させ、最小のコストで生産できるようにすることである。

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(解答) ③ (3個不適当)

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(回答案)間違ってたらゴメンナサイ!

 (ア)=不適当  (総合生産計画は、生産計画の最初に行う)
 (エ)=不適当  (納期遅延を生じる最大の原因は、生産能力以上の受注である)
 (オ)=不適当  (外注対応は、需要平準化に該当しないため)

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(終わりに。。。)
 
  「納期遅延を生じる最大の原因は、生産能力以上の受注である」ということは。。。

  やっぱり、正確な生産能力の把握が大事ということですね。

  勉強になりました。

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